春の山菜観察会

 平成22年4月25日の日曜日に当会の会員参加による「春の山菜観察会」を実施いたしました。

 今年は例年に無く春の天候が不順で、4月下旬になっても冬の寒さが続き、山の雪解けも何時になく遅いものとなりました。そんな中、当日はようやく春の日差しが顔を出し、二王子山麓の「田貝の一本杉」奥の林道にわけいり中腹の沢筋沿いでの山菜の採取となりました。

雪が所々に残る沢沿いを中心にクサソテツ(コゴミ)やキヨタケシダ(赤コゴミ)とフキノトウなどを採取しました。
ワラビにはまだ早くて、タラの芽やコシアブラはこの地では見つけることは出来ませんでしたが、講師の宮野理事が別途で見つけてきたものをご披露しました。

採取開始一時間半後に各々採ったものを仕分けすると食べられないシダ類も結構採取してきており、このあたりは経験の差が出ますがご愛嬌です。
食べられるものをより分けて、早速てんぷらにして食してみました。青空の下で食べるものはどんなものでも美味しいですが、パリッとあがった山菜テンプラは、春の香が口にひろがり少量でも十分堪能することが出来ました。

今年は春本番がおそいので山菜シーズンこれからが本番です。晴れた日にはみなさんも野にいでて、山菜つみをしてみてはいかがでしょうか。